【どこ泊まる?】長期バイク旅・日本一周向け宿泊法比較【ホテル・屋内施設編】

      

こんにちは! Twitterが料理アカウントになりそうなたなかです。(@GAJ_DT

   

前回に引き続き、僕がバイク日本一周中に利用した宿泊施設をメリット・デメリットを交えて紹介していきます!

    

今回は屋内施設編

野宿やキャンプの繰り返しではどうしても疲れは溜まりがち。時には屋根のあるベッドでゆっくりしたい…お風呂に入りたい… 旅をしているとそんな時って結構あるんですよ。

     

「でもホテルは快適だけど宿泊費がかかるし、ゲストハウスとかライダーハウスって泊まったことがないから不安…」 「ネットカフェってよく聞くけどそもそも泊まれるの?」

そんな旅初心者さん向けに各宿泊施設ごとの特徴や実際に泊まった感想を交えて紹介します!

ホテルの安くて上手な利用法から、ホテル以外の宿泊施設の利用感など書いていますので、是非参考にしてください!

※2020年12月現在、GOTOトラベルキャンペーンによって各地のホテル・旅館等が格安で利用できる状態ですが、今回の記事は私の旅した2019年度のデータと体験をもとに執筆しています。

       

           

       

ホテル・旅館

    

まずは、一般的なホテル・旅館について。

ここでは後述するゲストハウス等を除く一般的なビジネスホテルなどについてお話していきます。

    

ホテル・旅館のメリット

整った設備・サービス。そしてそれによる疲労の回復

ふかふかのベッドは野宿の固い地面とは比べるまでもありません。

さらに夏の灼熱地獄や冬の寒さもエアコンの前では関係なしで超快適! レストランやコインランドリーがあれば食事している間に洗濯も出来ちゃいます。

フリーWi-Fiがある所も多く、僕のようにブログを書いていたり、動画投稿などをしながら旅をしている人には嬉しいところ。

野宿生活を続けていると、こうした普段当たり前の環境のありがたみが身に染みるんですよねぇ…

ふかふかベッドで体力回復!

    

②スマートフォンやカメラの充電ができる。 

いくらモバイルバッテリーやバイクからの充電があってもキャンプをしているとどうしても電池切れはやってきます。 定期的に体の充電(リフレッシュ)も兼ねてホテルに泊まりガジェットを充電するのも旅では大切ですね。

     

観光地付近のホテルは繁華街へのアクセスが良い

有名な観光地の近くには大体宿泊施設も豊富です。バイクを降りてお酒を飲んだり思い切り観光したい時には便利ですね。 安いホテルが見つかれば数日拠点にして周囲を観光なんてことも。

自室は施錠できますし、貴重品はフロント等で預かってもらえますのでセキュリティが万全なのも魅力です。

一人でふらっと飲みに行きやすいのもホテルの魅力

        

           

ホテル・旅館のデメリット

①宿泊費が高い

とても快適なホテル泊ですが、大きなデメリットは宿泊費。

安いビジネスホテルで一泊3~5000円くらい、値段の安いカプセルホテルでも3000円代からと、特に低予算で旅をしている場合大きな出費になってきます。

カプセルホテルなら多少安く済む

      

②電話やネットで空室確認や予約が必要

安いホテルを見つけたとしても、部屋がいっぱいであっては泊まれません。

旅中はだいたい予定なしでアドリブで動くことがほとんど。飛び込みでホテルを当てにしていざ現地に行ってみると近くのホテルはどこも満室…なんてことになりかねません。 特に行楽シーズンや大型連休に重なった時は注意が必要です!

     

③駐輪場が確保できないことがある。

特に駅近など建物の密集しているエリアのホテルは駐車場がないことがあります。

車の場合は近くの提携駐車場を紹介してもらえるのですが、バイクがホテルに停められない場合基本的に自分で駐車場を探すことになります。

時間貸しの駐輪場自体が少ないので、現地に着いてから探すのは意外に大変なので事前に周辺の駐輪場を調べておきましょう。 駐車場がホテルにある時もバイクで利用することも伝えておくとスムーズです。

エントランス前のスペースを借りられることも

       

実際に泊まってみた

僕は旅中の宿泊はキャンプ中心でしたが、何度かホテルに泊まったこともありました。

主に雨の日や充電が必要な日、近くにゲストハウス等安宿がない時や割引があったり安く泊まれるホテルを見つけられたときに利用していました。

    

野宿やキャンプ場ではテントがあるとはいえ常に誰かの目にさらされているわけですから、個室に自分だけのベッドがあるという環境は本当にありがたいですし気が休まります。

もちろん充電とか体力回復もそうですが、一旦ホテルに泊まることでモチベーションアップに繋がり「またキャンプしたいなぁ」とか「明日は移動長いけど頑張るぞ!」という気持ちになるのもいいですね。

ホテル泊は食事と並んで旅中最大の贅沢です。 疲れた時や自分へのご褒美にいつもよりいい宿をとるのも楽しく旅するコツです!

     

最後に安くホテルを利用する小技をひとつ。僕はスマホを楽天モバイル、日々の支払いを楽天カードや楽天ペイに集約していました。 

そうすることで楽天ポイントが溜まり、利用額が大きいので簡単に最上級のダイヤモンド会員になれます。 ダイヤモンド会員になると定期的に楽天トラベルの500円~数千円のクーポンがもらえるので、ポイントと併せてアプリで予約すればだいぶホテル代を抑えられます。

         

            

ゲストハウス・ライダーハウス

      

次はゲストハウスとライダーハウスについてお話します。

ゲストハウスはホテルや旅館と違い寝室やリビング、キッチンやトイレ等の水回りを他の宿泊客と共有して使います。(一部個室などもあり)

またサービスも最低限アメニティ(タオルや歯ブラシ)の提供もないか、購入orレンタルになります。

    

サービスの提供を最低限にしている分宿泊費はホテルに比べてかなり安く、またリビングや飲食スペースを共有しているため、食事や休憩の際に旅人同士の交流が生まれやすいのも特徴です。

    

一方ライダーハウスは、ゲストハウスをよりライダー、チャリダー(自転車旅人)向けに利用しやすくしたものです。

特に北海道に多く、サービス提供もより簡素になっています。一例として寝具は持ち込み(寝袋等)の物を使うところが多いですね。

その代わり宿泊費はさらに安く、地域自治体の運営している所は無料で泊まれたりもします。

    

ゲストハウスとライダーハウスは具体的な線引きが難しいので、ここではまとめてメリット、デメリットを紹介します。

初めての宿泊はちょっと勇気がいるかもしれませんが、一度ハマるととっても楽しいですよ!

      

        

ゲストハウス・ライダーハウスのメリット

①ホテルに比べて宿泊費が安い

ゲストハウスの宿泊費の相場は一泊2~4000円とホテルに比べて安いのが特徴。個室でも5000円を切る所が多いです。

前述したように寝具持ち込みのライダーハウスはさらに安く大体500円~1500円以内で泊まれます! 宿泊費を抑えたい旅人には本当にありがたい限りですね。

       

また場所は限られますが、無料で泊まれる施設もあります。 ほとんどは北海道のライダーハウスですね。

有名な無料ライダーハウスは北海道帯広市の大正カニの家、かつて実際に使われていた列車の中に宿泊できる道の駅おこっぺの簡易宿泊施設「ルゴーサエクスプレス」。 僕も実際に泊まりましたがとても快適でした。

無料ライダーハウスではお馴染み大正カニの家

             

②様々な旅人との交流が楽しめる

ゲストハウスはホテルと違い食堂やリビングなどが共有のため、他の宿泊者との会話や交流が生まれやすくなっています。

また宿のオーナーも旅好きの方が多いので、アットホームで会話しやすい宿づくりをしている所がほとんどです。

色んな話をしているうちに自然と仲良くなって、一緒にお酒を飲んだり、近くの観光地にツーリングに行ったりすることも。

旅慣れている人が多く、旅人同士の情報交換も盛んです。 様々なスタイル、国籍の旅人と交流することで、自分の見識、人間性をより深められます。

稚内のライダーハウスみどり湯名物ミラーボール自己紹介

       

③バイク駐輪場がある(ライダーハウス)

ライダーハウスや一部ゲストハウスではしっかりとしたバイク専用の駐輪スペースがあります。 特に屋根付きのガレージがあるライダーハウスでは雨の日も安心ですね。

整備用の工具を貸し出してくれる所もありますから、不意のメンテナンスや故障にもある程度対応できます!

宿泊客もバイクに乗っている方が多く、整備のアドバイスをもらったり、付近の道路状況を教えてもらえる事もあります。

時にはバイクでしか行けない隠れスポットを教えてもらえたりするかも…?

         

ゲストハウス・ライダーハウスのデメリット    

①設備は共用、サービスは最低限

前述したとおりゲストハウスでは個室を除いた寝室、リビング、風呂トイレを共有して使います。 寝るときはドミトリーと呼ばれる二段ベッドが複数ある部屋を男女別で利用するのが一般的です。

サービスも最低限でタオルや歯ブラシ、ボディソープ等のアメニティも自分で用意する必要があります。

食事の提供も基本的に無いので外食か、食材を持ち込んで共有キッチンで自分で調理をします。

旅先でシェアハウスをしているような感覚ですね。

リビングスペースは共有

       

②宿泊先ごとにルール、客層が異なり相性がある

共同生活を快適にするために、ゲストハウスごとに利用ルールが決められています。

例えばシャワーの利用時間が決まっていたり、飲食可能な場所は食堂やリビングのみ、消灯時間は22時で以降はお静かに…などです。

また泊まった時の客層や世代によっては自分と相性が悪い場合があります。  これは色々な人が集まって生活するという特性上どうしても仕方ないところがありますね…

集団生活が苦手な人や一人で静かに過ごしたい人は特に億劫に感じるかもしれません。

細かいルールは事前にしっかり確認しておこう

     

③貴重品等の管理は自己責任

ゲストハウスやライダーハウスは基本的に貴重品は預かってもらえないので自己管理になります。

ドミトリーは常に他の宿泊者が出入りします。 ベッドの仕切りもカーテン等簡易的なので残念ながら盗難の発生しやすい環境になっています。

ロッカーがある所ならばロッカーに預けるのも手ですが絶対ではありません。 財布やカメラ、PCは常に手元におくようにしてください。 鍵付きの個室を借りている場合でも同様にしましょう。

   

実際に泊まってみた

僕がキャンプの次に利用していたのがゲストハウス・ライダーハウス。 特に沖縄と北海道ではほとんどの宿泊がこれらでした。

理由としては、沖縄ではほとんどの場所で野宿禁止、キャンプ場が少ない事。また那覇市内に格安ゲストハウスが多いことです。

一方北海道は無料ライダーハウスが多く、ライダー同士の交流も活発。それぞれのライダーハウスごとに特徴があって泊まるだけでも楽しいですよ!

     

最初の一泊はちょっと緊張しましたが、すぐ慣れます。笑

野宿に比べたら設備が共用でも家の中で快適に眠れるだけで最高なので気にならないですね。

宿泊者も旅慣れている人が多いので話も合うしすぐ仲良くなれます! 一緒に寝たりご飯を食べたり、なんだか修学旅行みたいで楽しいですよ。

たまに一人になりたい時はみんな大体察してくれますしね。

気が合う仲間が出来てついつい延泊に延泊を重ねてしまうのはライダーハウスあるあるです。(^_^;)

       

こうしてできた旅仲間や友達との関係は旅が終わっても続いていきます。 全国に友達がいるってめちゃくちゃ楽しいし素敵だと思いませんか?

ゲストハウス・ライダーハウス、是非とも泊まってみてください。

  

       

ネットカフェ(快活CLUB)

皆の実家、快活CLUB

    

最後はネットカフェについて。

ここ数年で簡易宿泊の手段として知られるようになったネットカフェ。 特に快活CLUBはおよそネットカフェとは思えない設備とサービスで、旅人界隈では実家と呼ばれるほど重宝されています。

僕も雨の日や充電、データの移行などで大変お世話になりました!

       

ですがネットカフェを利用したことがない人にとってはホテルとの違いや宿泊した際の快適性が分かりにくいと思います。

ここでは快活CLUBを例に、をホテル等と比べた時のメリット・デメリットをまとめてみました。 利用する際の参考にしてみてくださいね。

       

ネットカフェ(快活CLUB)泊のメリット

①利用時間で料金が決まる

快活CLUBをはじめとするネットカフェは、ブースを利用する時間で料金が設定されています。 自分の利用する時間に合わせて最安の料金プランに自動変更されるので、無駄がないのが便利ですね。

一例ですが、宿泊で大体9~12時間利用したとして2000円~2500円(税抜)となります。

さらに快活CLUBではお得なナイトパック料金があり、PM8:00 – AM4:00までの間に受付すればそこからの8時間は1600円程で利用できます。

    

②料金以上のサービス・設備

格安のネットカフェですがPCや高速Wi-Fiなどのネット環境以外にも沢山の嬉しいサービスが揃っています。

充電はもちろん、漫画や動画は見放題ですし、無料のドリンクバーもあります。

店舗にもよりますが、快活CLUBならさらに24時間利用可能なコインランドリー、タオル貸し出しと利用無料のシャワー、極めつけはフライドポテトとトーストお替りし放題の無料のモーニングとそのサービスは完全に価格以上。

食事、風呂、洗濯を移動せずに済ませてしまえるので非常に便利です。

    

また最近では鍵付き完全個室がある店舗が増えてきました。

料金は少し高くなりますが、カードキーのオートロックが付いた個室を使えます。 周りを気にせずぐっすり眠れて、一度使うともう普通のブースに戻れないほど快適です!

これはもはやホテル

    

③利用ごとにポイントが貯まる

快活CLUBは利用前に会員登録が必要ですが、利用ごとにポイントが溜まり次回利用時に割引できます。

さらに利用額が大きくなると会員ランクが上がってよりポイントが溜まり易くなるのですが、9時間以上の利用を2~3回すれば最上級ランクになるのであっという間にポイントが溜まります!

   

ポイントは会員アプリで管理するのですが、定期的にクーポンが届いたり近くの店舗検索や混雑状況の確認もできるのでとても便利です。

       

ネットカフェ(快活CLUB)のデメリット

利用時間がアナウンス無しで自動加算される

ブースの料金は利用時間で自動的に最安料金が適用されます。ですが決まった時間での料金アナウンスがないので、寝坊したりダラダラ漫画などを読んでいるといつの間にか利用料金が高くなってしまうので注意しましょう。

PC画面に利用料金が表示されているので、帰りの支度や清算の時間も考えて早めに出るようにしましょう。

       

②場所によって料金が異なる

意外と知られていないですが、全国に展開している快活CLUBでも店舗ごとに料金設定が違います。

同じ設備、同じ県内でも駅の近くと郊外では価格が大きく違ったりするので、事前に公式アプリで自分にあった店舗を事前に調べておくといいでしょう。

どこの店舗にどんな設備があるか、駐車場の有無も公式サイトやアプリで確認できます。

   

③宿泊以外の客層も多い

本来宿泊所として営業しているわけではないので、不特定多数の人が多く出入りしています。

繁華街が近いと飲み会終わりで終電を逃した人が多かったり、ダーツやカラオケコーナーがあると若い人のたまり場になったりする事もあります。

個室ではないブースを利用するときは他の人のいびきがうるさかったり、話し声が聞こえて眠れないこともあるかもしれません。

ブースには鍵がかかりませんので、貴重品は備え付けのロッカーに入れるか、必ず身に着けておきましょう。

ロッカーはブースの上の棚にあります

      

実際に泊まってみた

かく言う僕も快活CLUBヘビーユーザーです! 梅雨の時には大雨を理由に2日間泊まったこともあります。

旅の間は雨が降ったり疲れたり、とにかく理由を付けて泊まっていましたね。笑

泊まるときは洗濯物がたまったタイミングで、なるべくコインランドリーとシャワーがある所を選んでいました。

ショッピングモールにくっついている場合も

    

ブースは寝るには充分な広さですし、何より旅中にはあまり触れる機会がない漫画やネットなどの娯楽が沢山あるので、ついつい長居してしまって料金が上がってしまうこともしばしば…

無料モーニング食べ放題なのも食費が浮いて助かりますね~

  

色んなお客さんが来ますが、特にトラブル等にあったこともないですね。女性は専用エリアもあるので安心です。

一回泊まるとあまりの快適さに「また行きてぇ~!」となる中毒性があります。笑

  

   

宿を上手に利用しよう

   

長期の旅や日本一周中では野宿メインになりがちですが、ホテル等を上手に利用すればより快適に旅を楽しめます。

   

疲れが溜まっていたり、荷物を整理したいなぁと思ったら思い切って宿をとると身も心もスッキリ出来てキャンプのモチベーションも上がります!

       

ライダーハウスでは色んな旅人との出会いもあるのでそれ自体が旅の楽しみや目的になる事も。

地域性やオーナーによって宿の特徴も千差万別で楽しいので、是非色んな宿に泊まって色んな体験をしてみてくださいね!

    

    

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