こんにちは。たなかです。(@GAJ_DT)
私は2019年4月にバイクで地元仙台を出発し日本一周、同11月にゴール。その後コロナの緊急事態宣言を受けて自宅で過ごしていましたが、2020年6月末の解除を受けて沖縄から自転車旅を新たに開始。現在は旅の途中でご縁があり大阪にて過ごしています。
旅もひと段落したことですし、今回から日本一周や自転車旅の経験を生かしてこれから日本一周、長期の一人旅に出てみたい人向けの記事を執筆していきます。(旅行記は滞ってますが)
残念ながらコロナ禍によって旅しにくい環境となっていますが、今後の状況回復と新しい旅人達のより良い門出を願って私の経験を贈りたいと思います!
最も大変なのは出発すること
今回は荷造りや本計画前の細かいところは置いておいて、日本一周、一人旅に出る前の心構えやざっくりとした準備についてお話します。また、僕の行ったのはバイクと自転車での旅なので、他の手段で旅する方は自分に置き換えて考えてみてくださいね!
さて、旅をしていてよく聞かれるのが「一番大変だったことは何ですか」という質問。
これに対して僕の回答はいつも「出発すると決めた事」と答えています。
もちろん、長い一人旅の中でトラブルは沢山あります。転倒、パンク、スマホやギアの故障、悪天候… とても大変ですし、手間もかかります。
確かに大変で実際トラブルもありました。でもはっきり言ってだいたい何とかなります。
続行不能な事故やケガを除きますが、ほとんどは対策してから出発しますし、いざとなれば周りの人たちの助けもあります。僕も台風でバイクが周りの旅人と一緒に水没しましたが、力を合わせて修理し完走しています。
資金面も、旅先でゲストハウスからバイトに行ったり季節労働を住み込みでしている旅人も沢山います。
それに30、40代を過ぎても旅をしている方は沢山います。年齢を言い訳にするのは少しもったいないというのが私の考えですね。
ですが日本一周に出発するという事は、いわば転職や引っ越しの様なもの。長期の旅なら休職や退職をしなければならないですし、住んでいるアパートも手放すこともあるでしょう。生活は大きく変わります。
もちろんそれに見合った経験が得られるし、僕も旅して後悔したことは一度もないですが、様々な理由を真剣に考慮した結果旅に出ないという選択をするのも立派なことです。
大変な決断ですが一度してしまえば後の準備は楽しい物です!きっと遠足の前日のように眠れなくなることでしょう。
①旅の目標を決めておく
めでたく出発が決まったら、旅の目標を決めましょう。
例えば僕の場合全都道府県で一泊、海の仕事がしたいので漁港や漁村を見つつ釣りをする、といった具合です。
有名なツーリングスポットに行きたいとか、道の駅全部回りたいとかでも構いません。なんでもいいので大きな目標を一つ決めてみましょう。
大きな目標を設定しておくことで、それが自分の羅針盤になるのです。後述のルート決めや資金計算、旅中の予定建てがぐっとしやすくなります。
ここで大事なのが、目標は縛りではないという事。
ガチガチの縛りにせずバンバン寄り道してください。一度きりの出会いを自分の縛りでスルーするのはもったいない!
長旅の予定なんてあってないようなもの。途中の思わぬ出会いや寄り道は旅を豊かにしてくれます。 魅力的な物を見つけたら目標に縛られず、思いっきり寄り道をして素敵な体験を沢山してください!
②出発時期とルート、期間を決める
目標を決めたら、それに沿ってルート決めをしていきましょう。
例えば僕の場合約半年で全都道府県で一泊ずつ、釣りしながら旅したいという目標があったので、仙台を出発し、沿岸部を時計回りで進みながら適宜内陸県へ…というルートでした。
そして全都道府県行きたいので沖縄も行く、さらに時計回りという事は北海道は最後となります。
注意が必要なのは北海道で、10月を過ぎると急激に冷え込むうえに格安のライダーハウスも営業を終了し始めます。
僕はこれらを考慮し、四月頭の出発としました。これなら青森以外の一県に2~3日かけても大丈夫ですし、八月の青森ねぶた祭りに参加して北海道を周っても半年で間に合います。
基本的には暖かくなったら北上、寒くなったら南下と考えておけば問題ないですね。
これは一例ですが、自分の目標を決めておけば自ずとルートは固定されていきますので、後は季節やイベントに合わせて出発するのがいいでしょう。
ただし台風の時期や梅雨で楽しめなかったり、冬季閉鎖などで行けない場所は事前に調べておくのがいいですね。
後は出発後に現地で数日づつ予定を立てて動いていく事になるかと思います。
もしどうしても資金や時間の都合で一度に大きく移動できないのであれば地域ごとに分割することで効率的に旅することが出来ます。
③予算を決める
ルートが決まったら次は予算です。
予算において大きく関わるのは主に次の三つ
- 食費
- 宿泊費
- 観光費
となります。そのほか雑費やお風呂代、バイクの方はガソリン代なんかも大きいですね。
そしてもう一つ、沖縄や離島、北海道に渡る際にはフェリー代がかかるという事。 特に沖縄にバイクを持っていく場合鹿児島からフェリーに乗り、およそ25時間の船旅をしなければなりません。
バイク運送費含め往復4~5万円の出費になるため、沖縄へのバイク持ち込みは事前に決めておいたほうがいいでしょう。
食費、宿泊費、観光費の何をどれだけ重視するかによって必要資金は大きく変化します。
極端に言えばどんな状態でも毎日野宿をし、安い食材のみで食事を済ませてひたすらに陸路を移動し続ければ…10数万円でも日本一周は可能です。
最低限の資金でギリギリの旅をしたい…という人は別ですが、それだと楽しんで旅してるとは言い難いですよね。
せっかくなら各地で美味しい物を食べ、観光地で思いっきり遊び、疲れたらベッドのある宿で休んだりするのもとても大切です。
僕の場合無料キャンプ場を利用しつつ週1~2回宿を利用していました。雨の日も濡れたくないので宿取っちゃってましたね。 ゲストハウスで気の合う人たちとお話したり、知らない店の常連さんと一緒にお酒を飲むのもとても楽しかったですよ。
それから観光として趣味の水族館巡りをしたり、名物も一県一回は食べていたと思います。
この辺は本当に個人の判断ですから移動しながら生活スタイルを組み立てていくのがいいかと思います。 最悪途中でバイトしたり、ノマドワークで稼ぐ…なんてことも出来ますが、大きく計画も変わってきてしまうのでよく考えて。
しかしどれだけ入念に準備しても旅先での不意の出費はどうしてもあります。事故やケガの可能性も考慮しなければなりません。あんまり考えたくないですが…
ぜひとも予想資金に10~20%上乗せしておくことをお勧めします。
まずは行動!旅にでよう!
今回は出発前に考えておくことをざっくりと紹介しました。
これについては色んな人がSNSやブログで発信しているので是非色んなひとの意見を参考にして自分の旅の形を見つけてみてください。 気になる人をフォローしたり、メッセージを送ってみるのもいいですね!
行動に移して調べるうちにどんどん自分のビジョンが見えてきてワクワクしてきますよ!
出発を決めた時点でもうあなたは旅人です。日本一周にこだわる必要は全くありません。どこに行ってもいいし、何をしても何になってもいい。あなたのやりたいことを笑う人はどこにもいません。
仮に冷やかしたり、バカにしてくる人がいても心配ありません。とびきり楽しい旅の途中ならそんなことは気にならないはずですし、嫌ならどっか行っちゃえばいいのです。
自分の旅は自分だけのものです。
楽しい所に行き、楽しい仲間を見つけ、楽しいことを思いっきり楽しんでください。 そうやって世界で一番素晴らしい旅にしてください!
旅のどこかでお話出来ることを楽しみにしています。
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