緊急事態宣言下、皆さん自宅でいかがお過ごしですか?たなか(@GAJ_DT)です。
車と違い積載できる荷物が限られているバイク。 僕も長旅をしていくのに荷物の厳選や整理など、積載にはとても苦労した思い出があります…
そこで今回は、これから泊りがけのツーリングやキャンプツーリングに向けてバイクの積載を増やしたい!という方に向けて、どんな荷物の積載方法があるのかをバイクの部位別にまとめてみました!
各項には僕が旅で使ったバイクや、旅先であったバイクの積載の写真なども載せています。是非自分のバイクと照らし合わせて上手な積載方法を見つけてください!
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フロントキャリア
バイクの前面に荷物を積載出来るフロントキャリア。
乗り出しの時点でキャリアがある車種はないので、オプションとして後付けすることになります。
あまり荷物を積むとステアリングが重くなってしまい運転に影響が出てくる事があるため、どうしてもあと少し積載が足りない!といった時に増設する使い方が一般的です。
ライト上
ライトの上に市販のキャリアを増設して積載する方法です。
フロントキャリアに対応する車種がそもそも少なく(ほぼカブシリーズのみ)、視界をふさいでしまうのであまり大きい荷物は積めないので他の積載の補助的な使い方になります。
フロントフェンダー上
ライトの下、フロントフェンダー上にキャリアを増設する方法。
代表的なのはスーパーカブやスクーターなどでよく見られるフロントバスケット(かご)です。 移動中に増えたものをとりあえず放り込んでおくのに便利です。
カブシリーズのフロントキャリアなら耐荷重5キロ程度あり、かごを外せばソロ用テントくらいなら余裕を持って積載出来ます。
タンクバッグ
タンクバッグを使用してガソリンタンク上に積載する方法です。
スクーターやカブ系など一部を除きほとんどのバイクで使えて、積載もバッグをタンク上に装着するだけなのでとても簡単。バイクにサッと装着できちょっとしたツーリングにも向いています。
またバッグ上面が透明になっているので、地図やスマートフォンを入れておけば信号待ちで現在地などが確認できて便利です。
タンクバッグの積載方法は主に吸盤式とマグネット式があります。
マグネット式は取り付けが簡単で色々な形のタンクに対応しますが、運転中装着面がタンクと擦れて傷つく恐れがあります。また鉄製ではないタンクには使えません。
こちらは上の写真で実際に僕が旅中に使用した商品。元々サイズが大きいですが、さらに容量が増やせるジッパーとレインカバー付きでとても使いやすく長旅にはおすすめです。
吸盤式タンクバッグはタンクの形状によって取り付けにくい場合もありますが、タンクへのダメージが少なく長時間使用しても傷つきにくいのが特徴です。
タンデムシート
積載が限られたバイクの中でも比較的大きなスペースのあるタンデムシート。
ツーリングネットやロープを用いてタンデムシート上に荷物を固定したり、シートバッグと呼ばれるバイク用に設計されたバッグを設置してその中に荷物を入れる方法があります。
元々人が乗る場所なので大きくて重い荷物も積める一方、あまりに大きい荷物は運転手を圧迫してライディングポジションがとりにくくなる事もあります。
荷物はなるべく整理して、積載した時に跨ってみてしっかりと運転できるか確認してから出発しましょう!
ツーリングネット・ロープ等
荷物をロープなどでひとまとめにして、そのままシート上に縛り付ける方法です。 またその上からネット等を被せて補強したりしている方も多いです。
荷崩れしないようにしっかり縛る必要がありますがコストがかからず、工夫次第でバッグに入らない形の荷物も積載出来ます。
中には荷物を上からラグマットやストールで覆って見た目工夫しオシャレに積載しているライダーさんも。 自分だけのスタイルを作れるのも楽しいですね。
シートバッグ
各バイク用品メーカーが販売する汎用シートバッグを使う方法。
ほとんどの車種に対応し、付属の丈夫な積載用ベルトで誰でもしっかりと荷物を固定できます。
バッグ自体も型崩れしないように工夫されていたり、便利なポケットがついていたりして機能性がとても高くできています。
サイズも日帰りツーリング用から本格的なキャンプツーリング向けまでラインナップは様々。 自分の目的にあったバッグを選べます。
中でもこのキャンピングシートバッグ2は僕も長年愛用しているおすすめの逸品。
レインカバーはもちろん、荷締めベルトや外ポケット、バッグの分離拡張など沢山の優れた機能を持つベストセラー商品です。
リアキャリア
タンデムシート後方にリアキャリアを取り付けて、そこに荷物を積む方法。キャリア自体は多くの車種で後付けのオプションとしてパーツメーカーから発売されています。
タンデムシート同様大きな荷物やシートバッグが積載でき、またキャリアの形状を活かして樹脂や金属製のリアボックスを取り付けることも可能です。
フロントキャリアよりも重い荷物を積めますが、積みすぎてしまうとキャリアに大きな負荷がかかり場合によっては曲がったり折れたりしてしまう事も…
安全に使用するためにも、なるべくメーカーから指定された耐荷重量を守って荷造りを行いましょう。
リアボックス
トップケースとも呼ばれ、バイク純正メーカーやGIVIなどの社外メーカーが販売するリアキャリアに取り付けて使用します。
樹脂や金属などの素材でできていて、布製のシートバッグよりも高い防水性があり濡らしたくない物を入れておくのに便利です。
付属の金具やボルトでキャリアに固定するので気軽な取り外しは出来ませんが、正しく取り付ければ走行中に落下する心配はほぼありません。
鍵付きの物は施錠ができるので、セキュリティ面も優れています。
自作ボックス(ホムセン箱)
ホームセンター等で売っているツールボックスに金具などを取り付けて、リアキャリアに固定できるようにしたものです。
ホームセンターで売っている箱なので通称ホムセン箱と呼ばれています。
自分で必要な材料を揃えて穴あけやねじ止めをする必要がありますが、材料費をバイク専用リアボックスよりも安く抑えることが出来ます。
また箱に荷物取り付け用の金具を追加したり、ステッカーや塗装でドレスアップすれば、自分だけのオリジナルリアボックスが作れます!
自分専用に作っているので使いやすく、愛着も沸きますね(*^^*) 僕もホムセン箱を自作しているので、もし作ってみたいと思ったらこちらの記事を参考にしてください。
サイドバッグ
タンデムシートの両脇にステーを取り付け、そこにパニアケースや布製サイドバッグを取り付けます。
シートバッグなど他の荷物に干渉しないので組み合わせて使えば大きな積載を確保できます。
一方荷物が大きくバイクの側面にはみ出すので狭い場所での運転は注意が必要です。 また片方のサイドバッグに重さが集中すると運転がしにくくなり危険なので荷造りの際は左右バランスよくすることが大事です。
パニアケース
バイクの両サイドに専用のフレームを取り付け、そこにパニアケースを固定して使います。 主に大型バイクやツアラー等でよく見るカスタムです。
車種ごとに専用のフレームとパニアケースがあり、値段はかなり高いですが、リアボックス同様防水性が高く、容量も大きい高機能のものが多いです。
GIVIなど各メーカーから取り付けキットが発売されています。
汎用サイドバッグ
布や革製のサイドバッグをバイクの両脇にぶら下げるようにして積載します。
色や形、大きさのラインナップが豊富で多くのバイクに対応しています。
ジッパーを開くことで容量が拡張出来たり、ビニール製で防水性能が高いものがあったりとそれぞれにできることが違うので自分の用途に合ったものを選びましょう。
取り付けの際はウインカーへの干渉や、走行時タイヤに巻き込まないか気を付けて! 大手のバイク用品店ではフィッティングサービスを実施している店舗もあるので、お気に入りのサイドバッグを見つけたらお店でフィッティングしてみるのもいいですね。
工夫すればバイクは意外と積める!
いかがでしたか? バイクの荷物の積めそうな場所を片っ端からリストアップしてみました!
すべての場所に荷物を積み込めば、日本一周も余裕でこなせてしまうほど。
多く積載をしているライダーさん達は、日々パッキングを整理し効率よく、バランス良くなるように努力しているのでとても参考になります!
ツーリング先で自分がいいな~と思う荷物の積み方をしているライダーさんに出会ったらお話を伺ってみると新しい発見があるかもしれませんね。
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